外国為替取引では、買う時と売る時でレートが異なってきますが、買値と売値の差のことをFXの「スプレッド」と呼びます。この記事ではMT4やEAに注目して説明しますが、通常のFXトレードでもスプレッドが狭い方が低コストとなるためトレーダーにとって有利となり、対してスプレッドが広いとコストが高くなるため取引上で不利になります。例えば、日本円から米ドルに両替する際は1ドル110円50銭、米ドルから日本円に両替する際は1ドル100円50銭だったとします。この場合、日本円から米ドルに両替してすぐに米ドルから日本円に戻すと10円の損をしてしまいます。この10円の差額をスプレッドと考えると分かりやすいと思います。
MT4を提供しているFX業者はたくさんありますが、狭いスプレッドを提供しているFX業者を選べば、取引時のコストが抑えられるためEAでの取引上で有利になります。MT4の口座開設をしてEAを使って自動売買をおこないたい方は、口座開設時に各FX業者のスプレッドを比較してみることをおすすめします。
注意点としては、同じFX業者でもスプレッドは通貨によって異なるので、米ドルと日本円の両替では他社よりスプレッドが狭いが、ユーロと日本円の両替では他社よりスプレッドが広いといった場合も多くありますので使うEAによって業者を選択しても良いでしょう。
